スキャルピングで味わうFXの醍醐味
FXの取引スタイルの中でも最も短時間に取引を行い、細かな利益を積み重ねて行く方法をスキャルピングと呼んでいます。FXで短時間の取引と言うとデイトレードなどが有名ですがスキャルピングの場合はデイトレードよりもさらにはるかに短い取引時間、時には数分程度で1回の取引を完了するようなことも決して珍しくはありません。
スキャルピングと言う言葉は「scalp」と言う英単語に由来しており、元々は何かの皮を剥ぐ、髪の毛などをごく短くすると言ったような意味合いがありますが、FXでは転じてごく短い時間で利益幅を細かく設定して売買を繰り返し行う行為を指す言葉となりました。
スキャルピングは1回の取引にかかる時間もごく短いものですが、これは同時に、1回の売買で得られる利益も限られたものになることを意味します。通常のスキャルピングではスプレッド幅の2~3倍も利益が出れば直ちに決済を行って利益を確定します。このように1回の取引での利益が限られているため、スキャルピングでは勝率重視ということが重要になります。とは言えわずか10pipsにも満たない利益であっても常に勝ち続けるというのは至難の技です。
ポジションを持つタイミングや決済のタイミングはもちろんですが、どの程度の量でポジションを持つのか、どのような通貨ペアを選ぶのか、その根拠は、など瞬時に判断しなければならないことが山ほどあります。スキャルピングで勝ち続けるにはこうした冷静で適格な判断とともに、普段からチャートの解読や経済指標の把握などを怠らず、充分な訓練を行っておく必要があります。
FX・スキャルピングの4つの方法
FXのスキャルピングはごく短時間の決済でわずかな利益を積み重ねて行くという手法ですから、通常のFXの取引以上に集中力を必要とします。気力充実、感覚が研ぎすまされていなければスキャルピングで勝ちを納めることはできません。そういった意味ではあらゆるFXの取引の中でも最も精神力や集中力、また体力などを必要とすると言っても良いでしょう。
スキャルピングを実際に行っている人を見ていると何か直感的な取引を行っているようにも見えますが、実際にはスキャルピングはいくつかの方法に従って行われていることがほとんどです。その方法は主に4種類あり、
1.逆張りと言って主に相場の天底に注意し、反転するところを狙い撃ちにして非常に短い時間のポジションを持つ方法。
2.順張りと言って中期に相当する時間軸のトレンド動向を確認し、様々なチャートを参考にしながらトレンドに逆らわずにポジションを持つ方法。
3.ブレイクアウトと呼ばれる、ボックスの相場からトレンド相場への転換期の兆候を逃さずポジションを持つ方法。
4.様々な指標時の一時的な大きな変動をとらえる方法。
などが代表的なものです。
このようなFXのスキャルピングの方法にはメリットもありますがもちろんデメリットもあります。例えば逆張りなどの場合には勝率そのものは高くなりますが、いったんマイナスになった時の損失は大きくなります。またブレイクアウトを狙ってのポジション設定の場合、半数以上で騙しとなる可能性があるので要注意です。しかしブレイクアウトを狙ったポジションでは思わくがあたるとかなりの利益を得ることが可能となります。
FX・スキャルピングの鉄則
FXで行うスキャルピングは一瞬の取引です。一瞬の判断ミスや操作のミスなども損失の大きな原因となってしまいます。ここではFXでスキャルピングを行う場合の最低限の注意点をあげてみましょう。
1.まず指標を狙ってのスキャルピングの場合には、FX業者のシステムの規模がネックとなる場合があります。アクセスが集中した場合には業者のシステムの反応のスピードが一時的に非常に遅くなることがあり、このような業者の場合にはリスクが大きいと言わざるを得ません。
2.相場に動きが無い時には無理してポジションを持たないということも重要です。スキャルピングでは相場が変動することが前提です。この点ではスワップポイント狙いのFXとは正反対の方法となります。相場がなぎの時にポジションを持ってしまうとクローズすることができなくなってしまいます。
3.基本的にスキャルピングでは1~3pips程度の利益が確保できたらクローズします。余程変動が激しい相場でも5~10pipsでいったんクローズし、利益の深追いは避けましょう。
4.常に海外の動向やニュースを素早く入手すること。このためには海外のニュースソースなども常日頃から目を通しておく習慣をつけておくことが重要となります。
5.損切りラインは厳格に設定し、必ず実行すること。これはスキャルピング以外のFXでも基本中の基本ですが、特にスキャルピングでは1回の取引の利益はわずかであるため損失は最小限に抑える必要があります。
6.クロス円、クロスユーロなどは確実にチェックしておくこと。またダウ、日経、欧州の各指標は漏らさずチェックしておくこと。
この他にもまだまだありますが、FXのスキャルピングで勝ち続けるには、やはり「相場に乗る」、「豊富な情報を収集する」と言った点が最も大きなカギとなりそうです。